個人事業主
個人事業主が屋号付きの銀行口座を作成しておけば、ビジネスの支出とプライベートの支出を明確に分類できるため、確定申告時で経費を算出するケースで便利です。
屋号で銀行口座を作る
屋号は、「上田サービス会社」や「オフィス山田」のように、個人事業主がビジネスで使用する名称のことです。今まで自分のフルネームで口座を保有していた人も、開業届を提出すれば新たにビジネス用に屋号を使用した銀行口座を作成できます。
代金や報酬の振込先を個人名ではなく屋号付き口座に指定することで、片手間ではなく本格的にビジネスを営んでいるものと相手に認識されるため、対外的な信用獲得にもつながります。
ただし、屋号で銀行口座を作成する際は、本人確認書類に加えて事業内容の確認できる書類を求められることが一般的です。個人口座に比べ、手間や時間を要する点に注意しましょう。
法人
基本事項が決まったら、会社の口座である法人口座を開設します。法人口座の開設は必須ではありません。ただし、法人口座があることで社会的信用の向上や取引先との入出金がしやすくなるため、開設をおすすめします。
ただし法人口座は即開設というわけにはいかず、最低でも開設までにおよそ2週間はかかります。更に近年は、口座を悪用した行為等が多発しています。そのような行為の防止策として、金融機関の審査が非常に厳しくなっています。
また新規で法人口座開設をするとき、公式ホームページを確認されることがあります。必ずしも自社サイトを持っていなければいけないわけではありませんがあった方が法人口座開設には有利に働きます。
法人口座の開設に必要な物は以下の通りです。
- 各金融機関の申込書
- 登記事項証明書
- 印鑑証明書
- 印鑑